落ち着きの空間を作る。バーの内装デザインを考える

バーに来る客層は?

バーの内装デザインを考える前に、バーに来る客層について考えてみましょう。
日本では20歳未満の飲酒は禁止されているため、客層は自然と大人な世代に限定されます。
カクテルなどのお酒が好きな人もいれば、“バー“という空間そのものが好きだという方もいらっしゃるでしょう。
では“バー”という空間とは、どういうものを指すのでしょうか?
居酒屋は気の合う仲間同士でわいわい楽しむのに対し、バーはお酒そのものを静かに味わう空間です。
バーに来る客層を考えるのなら、落ち着きのある空間は絶対条件です。

統一感ある内装デザインに

落ち着きのある空間にするには、内装デザインに統一感をもたせることを意識して下さい。
例えば60年代アメリカンテイストのバーがコンセプトであるにも関わらず、アジアンインテリアを配置するのは、オススメできません。
統一感がなく、お客様は落ち着いてお酒を嗜むことができません。
ゴチャゴチャした中で飲むお酒は、マスターがどんなに腕を奮っても、変な味しかしません。

照明にこだわる

照明も、落ち着きのある空間を作り出すツールの1つです。
人間が最も落ち着く照明とされているのが、うっすら明るい照明です。
そもそも人間は夜暗くなったら眠りにつき、朝明るくなったら起きて働き出します。
「当たり前じゃないか」というツッコミはあるでしょうが、この当たり前のことこそが、落ち着きのある空間を生み出す重大なヒントです。
夜に眠たくなる理由は1日の疲れと、薄暗さにあります。
人は薄暗くなると精神的に落ち着くようになり、眠気が来るという訳です。
さすがに真っ暗にする訳にはいきませんが、ほんのり明るい照明を意識してデザインしてみてはいかがでしょうか。

プロに相談する

そして最も重要なことは、プロと相談することです。
本やネットで内装デザインについて調べても、素人では限界があります。
そもそも内装デザインに決まりはなく、店がある場所やコンセプトによって大きく変わります。
だからこそ一度、プロのデザイナーに相談すべきです。

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