美容室を開業をしてみた時の話
小さいながらにも美容室の開業を目指していました。
コンセプトは「リラックスできる小さな美容室屋」で、老若男女誰しもが楽しめる店です。
物件も何とかして確保し、開業届も準備完了です。
ただ問題は、内装デザインをどうするかです。
ウェブページで色々内装デザインの見て回るも、何処の似たようなものです。
どうしようかと困っていた矢先、目についたのは「相見積もり」でした。
どんなに考えても、勝手に出来上がる訳ではありません。
そもそも、同じ場所で考え込むのは性分ではないからです。
そこで口コミ評価やサイトを色々見た上で、3社に相見積もりを出してもらうことにしました。
1社目の対応
まずは1社目です。
相見積もりを出そうとしたきっかけは、単純に他の所よりも安い値段で内装デザインを手掛けてくれるからです。
一応資金の準備はあるものの、無限にある訳ではありません。
相見積もりを頼んでから1週間後に出来たと返答があり、早速チェックしてみることにしました。
値段は確かに安いも、問題は項目です。
「一式」としか書かれておらず、何がどれぐらいかかるのか曖昧です。
詳しく聞き出そうとしても、相手方ははぐらかすばかりです。
「現段階では見積もりになるので、実際にどうなるかはやってみないとわからない」とし、しきりに契約を進めてきました。
こちら側の勘違いであれば良いのですが、個人的には押し付けられていた感があって気分はよくありません。
任せられないと感じ、丁重にお断りしました。
2社目の対応
2社目は1社目と比べると値段はかかるものの、誰でも知っている超大手企業です。
こちらも単純な理由で、「大手だから大丈夫だろう」ということがあってのことでした。
しかし実際は名前ばかりで、満足のいく見積もりは出なかったです。
こちらが話をしても、右から左へ突き抜けるような対応でした。
希望を伝えたら否定され、「こちらの方が良いから」と提案された次第です。
素人考えなので致し方ない部分はあるでしょうが、正直な所良い気分はしません。
自分の店であるにも関わらず好きにできないのかと、思った次第です。
相見積もりは1社目よりも詳しく提示してくれましたが、相手方の対応に不満があったため、丁重にお断りしました。
3社目の対応
3社目は、東京千駄ヶ谷にあるLARGOです。(今は美容室の内装定額などのVakelというサービスもやっているそうです)
内装デザイン例を色々と見てきた中で、1番素敵と思えるデザインを手掛けたのがLARGOだったからです。
知名度は2社目の会社と比べると低いのは否めませんが、印象は3社の中で1番良かったです。
2社目のことがあったので自分の希望を控えめに言うと、「もっと盛り込みたいことはないですか?」とグイグイ聞いてきました。
寧ろ「あなたの希望をもっと聞かせてほしい」と、かなり積極的です。
そこで2社目で否定された希望を告げると、目をキラキラと輝かせて賛成してくれました。
できた相見積もりは詳しく書かれており、値段も予算内におさまっています。
無茶な質問をしたものの、丁寧に教えてくれました。
個人的には大満足だったので、「是非お願いします」と頭を下げたのは言うまでもありません。
相見積もりを出して損はなし
相見積もりを出したがために、嫌な思いをしたのは事実です。
実際に1社目と2社目の会社からは、ここでは書けない酷いことを言われたものです。
でも相見積もりをしなかったら、LARGOという素敵な会社に出会うことはなかったでしょう。
また事前に2つの会社に相見積もりを出したため、ある程度の相場を把握することができました。
相場を掴むことができたので、値段交渉はかなりスムーズです。
2社に相見積もりを出したのは、決して無駄ではなかったということになります。
実際の店舗はと言うと
さて肝心の内装デザインの仕上がりですが、かなり満足しています。
希望するデザイン要素もしっかりと織り込んでくれたので、感謝しかありません。
ただLARGOのこだわりがあまりにも凄まじく、最初から最後まで徹底して行ってくれました。
おかげで世界で最も素敵な美容室を開業することができ、小さいお店でありながら経営は順調です。
お客様からは「また来ます」と言われた時は、天にも昇る思いがしました。
もしLARGOの従業員が来店した時は、サービスしようかとおもうほどです。
まずは行動あるのみ
店の開業やリニューアルは、オーナー様の人生を大きく左右するビッグイベントです。
万が一失敗をしてしまうと取り返しがつかなくなり、マイナス要素を抱えるだけです。
慎重になる気持ちは痛いほどよくわかりますが、慎重になり過ぎてしまうと、いつまで経っても開業に繋げることはできません。
もちろん開業に至る前に嫌なおもいをすることもあるでしょうが、嫌な思いをしてきた先には良いことが待ち受けています。
内装デザインについて何もわかってなくても、しっかりと相談すれば対応してくれる業者はあります。
まずは行動あるのみです。
店の経営は決して簡単なことではありませんが、内装デザインがしっかりできていれば、上手く軌道に乗れるはずです。